「先輩っ!次の目的地までダッシュですよっ!」 「えこちゃーん、そんなに急がなくてもお寺は逃げないよー?」 「(今日もふうたは可愛いなあ・・・)」 ・ ・ ある日、袋井のとある高校の校長先生は考えた。 ・ 「我が校に袋井を盛り上げるような部活があれば、もっとこの高校は人気が出るのではないか?」と。 ・ そして「袋井活性化思案部」が(半ば強引に)設立された。 そんな校長の思い付き部活に集まった三人の少女たちがいた。 ・ 茶所 笑子 (さどころ えこ) 高校一年 ・ 運動部に入る予定だったが、部員募集の張り紙を見て「おもしろそう」という単純な理由で入部。 エコパ内のトレーニングルームの回数券を常に持っていたり、 毎年クラウンメロンマラソン(フルマラソンは年齢的に出場できないので10km)に出場するなど、 とにかく動くことが好き。しかし、ド近眼。 エコパから帰るついでによく法多山の厄除け団子をむさぼっている。 両親はお茶工場で働いている。 趣味は「香りの丘 茶ピア」の展望台で叫ぶこと。 ・ 玉越 こすもす (たまごえ こすもす) 高校二年 ・ ほんわかふわふわたまご系の先輩・・・といっても部活ができたのはつい最近なのでほかの二人と経験値は変わらない。 とにかく食べることが好き。たまごふわふわには愛を注いでおり、日々アレンジたまごふわふわの研究をしている。 たまごふわふわを出してくれるお店は当然制覇済み。 本人曰く「再現料理はもちろんだけど、創作料理のたまごふわふわもとってもおいしいんだよ~」だそう。 入部理由も「袋井のおいしいものがいっぱい食べれるかなぁって思ったのー」ということらしい。 実家は食堂を営んでいる。 袋井秋祭りや、遠州の花火などの祭行事があると人が変わるらしい。 ・ 神寺 桂花 (じんじ けいか) 高校一年 ・ さまざまな神社、寺に出没し手伝いをしている比較的寡黙な少女。巫女衣装は実際には必要なくても「気分が盛り上がる」とよく着ている。 神社などに限らずボランティア活動に積極的に参加しており、学校でも自主的に掃除をしているという。 桂花という名前は祖父につけてもらった。金木犀の中華名。 自然を愛し、山の動物たちと触れ合うことが好き。いつも連れているフクロウはヒナから育てたらしい。 目つきが悪いことがコンプレックス。見た目に似合わず可愛い物好き。 三人の中ではツッコミ担当だがいまいちずれている。ちょっと天然。 また、彼女が淹れるお茶は言葉にできないほどおいしいらしい。 ・ ・ 今日も彼女たちは袋井についてまったり研究しながら、まちへと繰り出しているとか。