静岡生まれ静岡育ちの茶々(仮名)はまだ18歳になったばかり。
彼女は日本中どこにでもいるごく普通の女の子だが皆と少し違うのは、
抹茶が大好きということ。
流行りものには目もくれずひたすら茶葉の世話をし、
茶葉の収穫期は家族で営む農園で人の3倍の速さで
茶葉を摘むので地域では重要な戦力。
「若いのに変わってる」と言われるが、茶畑で働く皆と
自然が大好きだから仕方がない。
今日も茶々は茶葉の香を体いっぱいに感じながら茶園を駈けて行く。
私にとって抹茶、緑茶は瑞々しい飲みもの。
「誰からも好かれる元気な女の子」の中にお茶の持つ透明感と爽やかさを
落としこみました。
私にとって茶々は新芽を優しく撫で、葉と葉の間を駆け抜けて行く
爽やかな風そのものです。