85年間という長きに渡り愛され続けた松坂屋静岡店は、これまでに数多くのお客様が訪れました。
そのお客様方は子供であり、親であり、そして老人でもあります。
幾多の困難や時代の転換期に訪れた多くのお客様方の、店舗への感謝と喜びの念が深く合わさり、
いつしかこの店舗を見守る一人の少女が生まれたそうです。彼女は見守っています。
これまでも、これからもずっと...松坂屋と、松坂屋にお越しいただく新たなお客様方を...。
服装について:今から85年前、1930年ごろのヨーロッパや日本で流行した
アール・デコ様式からその過度期の服飾デザインを意識した、
エレガンスでありながらもシンプルに、かつ子供が着ても大人びすぎない
落ち着いたデザインといたしました。
デパートのイベントといいますと1年に何度もあるはずですから、
夏服と冬服の服飾デザインをそれぞれ用意し、各種イベントに柔軟に
対応できるようにいたしました。
松坂屋のロゴマークは帽子と胸元のバッジに、また大丸・松坂屋の
公式キャラクターであるさくらパンダちゃんの柄でもある桜の意匠は、
少女の持つ傘の柄に優しく取り込みました。
なお、イラストに関しましては少女にのみ、蓄積された年月と温かみを表現するためにも
アナログ(アクリル絵の具)で描いていますが、背景はデジタルで描画して合成しています。
ですので、少女の2パターンの素材は柔軟に取り扱うことが可能です。
それでは、どうぞよろしくお願い申し上げます。